アルコールチェッカーの交換時期はいつ?使用期限やセンサー寿命について
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アルコールチェッカーについて知る
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2023年12月1日より、運送業などの緑ナンバー車両だけでなく、白ナンバー車両を5台以上保有する事業者においてアルコール検知器を使用した飲酒検査が義務化されます。対象の各事業者は、運転前後のアルコールチェックの記録と、アルコール検知器の導入が必須となります。既に導入済の方もこれから導入を検討される方も、また買い替えをご検討されている方もアルコールチェッカーに関する不安や疑問を解決し、安心して運用できる環境を構築していくために、今回は、アルコールチェッカーの特性や取扱い方法についてお伝えしていきます。
※当面の間延期されていたアルコール検知器使用義務ですが、2023年12月1日より開始すると正式に決定されました。
▶「道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令案」に対する意見の募集結果について
※PDFに遷移します
2022年3月に、島根県でアルコールチェッカー(検知器)が原因と疑われるクラスターが発生しました。事業所で実施した呼気検査で、機器を消毒せずに使用したことによる接触感染や、換気が不十分だったことによる飛沫(ひまつ)感染が原因とされています。
一方で、既にコロナ対策として習慣化されたあらゆる場所での検温や手洗い・アルコール除菌ですが、そのアルコール除菌や消毒が要因で、アルコールチェッカー(検知器)の誤検知が発生し増加しているようです。飲酒をしていなくても、アルコール成分を含むスプレーや除菌グッズが側にある環境やアルコール除菌したあと十分にアルコール成分が揮発していない場合に、検知器が反応してしまうことがあるのです。
運転前後に使用するアルコールチェッカー(検知器)は、息を吹きかけて測定する為、定期的なクリーニングは必要不可欠です。また、本体を複数人で共有している場合には多くの従業員の方々が機器に触れているため、衛生管理は必須となります。コロナ禍でのアルコールチェックの適正な実施においては、衛生面と誤検知の対策に気を付けなければなりません。
通常は、手洗い後すぐに手指消毒を行う流れが習慣化されていますが、アルコールチェックを行う際は、アルコール成分が空気中に漂う環境で機器を使用した場合に、誤検知を起こす可能性が高いので、手洗い、アルコールチェック、手指消毒の順番が推奨されています。特にジェルタイプの除菌剤は、アルコールが完全に乾燥するまでに時間がかかる場合があるため、除菌直後はアルコールチェックを行わないようにしましょう。
周囲に浮遊するアルコールの反応を防ぐため、除菌剤を設置する部屋とアルコールチェックを行う部屋を別の場所に設置しましょう。
アルコール検知器を使用する際は、室内を事前に十分換気し、風通しの良い環境で行いましょう。
アルコールを含まない除菌剤を使用すれば安心です。
機器を除菌する際に、スプレー式の除菌剤を使用する場合は、直接検知器に吹き掛けずに微量をキッチンペーパー等に出してからのご使用がおすすめです。
口内の唾液や細菌の飛沫拡散が防げるため衛生的です。ストローは基本的に使い捨てで使用するようにしましょう。
お酒を飲んでいないのにアルコール分が検知される要因には、飲食物や体調による場合がある他、薬の服用、喫煙、洗口剤使用や歯磨き後等で反応する自己要因の場合や、アルコールチェッカーの吹き口に湿気や唾液が付着するなどの使用環境や保管環境による機器側の要因の場合があります。要因別のアルコール検知器の誤検知とその対応策についてみていきましょう。
運転前に原材料や加工の際にアルコールが使用されているお菓子や食べ物、飲み物を摂取するとアルコール反応が出てしまう可能性があります。一見心配ないように思えるノンアルコールビールや洋酒入りチョコレート(ウィスキーボンボン)にも微量のアルコールが入っており、検査の際にアルコールが検知される可能性があります。運転前には控える、大量に摂取しないなど注意が必要です。また、発酵食品と呼ばれる味噌やパンをはじめ、清涼飲料水や栄養ドリンクなどは摂取後15分程度は数値を検出する可能性があります。
対策方法としては、飲食後にアルコール測定する際はうがいをし、15分以上間隔を空けることで飲食物の影響を避けることができます。
直近のニュースでは出勤途中に「蒸しパン」を食べたバス運転手が乗務前のアルコールチェックでアルコール分が検知され、戒告の懲戒処分を受けた事例もありますので、日常的にハンドルを握る運転手の方々は、誤検知の恐れとなる食べ物や飲料を把握しておくことが大切です。
検知器のフィルター汚れやセンサー内部に唾液等が残っている場合には、正常な測定ができない場合があります。機器的要因を回避するためには、保管方法や使用方法、メンテナンスについて正しく理解する必要があります。
保管温度は-10~70度、湿度80%以下(参考:ALCクラウド※アルコールチェッカーの保管方法はメーカーによって異なります。)
風通しの良い室内での保管が最適です。寒すぎる場所、暑すぎる場所、湿度の高い場所での保管は控えた方が良いでしょう。車内などの温度が高くなる場所、また、寒冷地などでは温度が低くなりすぎる場所に放置しないようにしてください。誤検知や機能不全の可能性があります。
マウスピースを定期的に洗浄する
取り外し可能なマウスピースについては、本体に影響しないため、都度消毒することをお勧めします。マウスピースを消毒する際は、お湯や水の他に中性洗剤もしくは次亜塩素酸を使用し十分に乾かしてから使用しましょう。洗い残しなどがあると、誤検知を起こす可能性があります。
ストローの使用、吹き込む角度など
衛生面はもちろん、機器の劣化を防ぐためにも直接吹き込み口へ息を吹き込むのではなく、装着可能であれば使い捨てのストローを使用することをお勧めします。また、息を吹きこむ際は、あまり勢いを付けず、測定時に機器を水平に保つことで大量の唾液の混入なども抑えることができます。
アルコール検知器のセンサーは使用によって劣化するものであり、半永久的に使用できるものではありません。多くのアルコールチェッカーに内蔵されているセンサーの寿命は「約1年~1年半」又は「規定の使用回数」とされています。(正確な数字は、各メーカーにてご確認下さい。)適度な手入れをしていても、また使用の有無にかかわらずセンサーは劣化し、アルコールを正確に検知しないなどの問題が発生する可能性があります。
国土交通省及び警察庁はアルコールチェッカーについて「常時有効に保持」することを義務付けています。常時有効な状態で保持するために、センサー交換や本体買い替えは必須となります。
もし、身に覚えがないのにアルコール成分が検知されて誤検知が発生した場合は、落ち着いて、うがいをし、機器中の呼気が抜けるまで時間(残気時間5分/ALCクラウドの場合※各機器ごとに残気時間が異なりますので、メーカーにお問合せ下さい。)をあけてから再測定してください。
【ALCクラウドなら】
上記のような機器の正しい取り扱い方法や管理方法を理解することで、安心して運用できる環境が構築できるはずです。オートバックスセブンのアルコールチェッカー(検知器)は、専用マウスピースと汎用ストローの併用が可能で、コロナ禍でも安心してご使用いただけます。マウスピースは逆止弁となっており、定期的に温水(60℃程度)に5分ほど漬けて煮沸消毒すれば繰り返し衛生的に使用できます。また、マウスピースに市販の標準ストロー(径6mm)を装着すればさらに唾液の混入による誤検知を防ぐことが可能です。多くの半導体型のアルコール検知器と同様に、1年間の使用もしくは2,000回の使用で本体は買い替えとなります。そうすることで一定の検査精度と衛生的な使用を維持することが可能です。まずは無料トライアルで使用感もお試し頂けますので、ぜひお気軽にお問合せ下さい。
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