必見!社用車管理 安全運転管理者の方へ

AUTOBACS SEVEN

必見!社用車管理
安全運転管理者の方へ

【白ナンバー事業者もアルコールチェック義務化】飲酒運転が会社に与える影響とは?

安全運転管理

コロナ感染防止のための規制が解かれ、気の緩みや開放感から飲酒機会が増加、それに伴い飲酒運転事故のニュースをよく目にするようになりました。
『ほんのちょっとの量だから、大丈夫。』『近距離だから、大丈夫。』、その一瞬の気持ちの緩みが、のちに本人だけでなく、家族、会社など多くの人に多大な影響を与えることになります。従業員が事故を起こしてしまったら、実際に会社にはどのような影響があるのか、本記事にてお伝えしたいと思います。

過去の事例/業務中の事故

業務中の飲酒運転による事故例として有名なのが、東名高速飲酒運転事故(平成11年11月28日)です。飲酒運転の12トントラックに普通乗用車が追突され、乗用車は大破炎上、同乗していた3歳と1歳の女児2名の命を奪う悲惨な事故でした。運転手は、業務上過失致死傷罪(事件当時は危険運転致死傷罪は未制定)などの罪に問われ懲役4年、運転手と勤務先は原告に対し、賠償金2億4,979万5,756円を連帯して支払うこととなりました。この事故はのちに危険運転致死傷罪が制定されるきっかけになったともいわれています。

業務中の従業員が飲酒運転で交通事故を起こせば、雇用している会社に対する影響は避けられず、取り返しのつかない事態になる可能性もあります。企業はどのような点に留意すべきか改めて確認しておきましょう。

従業員に飲酒運転を起こさないために会社ができること

法令への対応

2021年の千葉県八街市の事故をきっかけに2022年4月より白ナンバー事業者のアルコールチェックが義務化となり法令順守は不可欠になりました。会社、そして、従業員を守るための重要な法対応である事はもちろんですが、自社の運用ルールとマッチしているか?アルコールチェックを形骸化させない仕組みになっているか?など義務化が延期になった今だからこそ、自社にあった商品選びをすることが重要です。

社用車利用に関するルールの見直し

特に、社用車の使用ルールについては車両管理規定に定め、厳格化しましょう。社用車の鍵や給油、洗車などのルールなども明確にしておきましょう。社用車の運用ルールを明確にしておくことは、万が一事故を起こした際のリスクヘッジのため重要です。また、アルコール検知器の導入に関してもスムーズに運用していくために、以下のような内容を見直しておくと良いでしょう。

  • 自社で考えているフローとマッチしているサービスを選んでいるか
  • 自社の社員が抵抗なく受け入れられるサービスを選んでいるか(使いこなせるか)
  • 社員への落とし込みの際に説明のしやすいサービスを選んでいるか

自社に必要な機能や、作業時間の短縮につながる機能などの条件をまとめておくのも良いかもしれません。

社員の意識向上

就業規則にアルコールチェックに関する事項を盛り込んだり、法的責任について認知させたりすること、もし事故を起こしてしまったときの警察や会社への連絡方法、救護等の措置について会社として従業員にルールを再確認させることは今こそ行うべきです。安全運転管理者や総務として、なぜ厳しい管理が必要なのか、社員の自覚を促す仕組みを作ることが大切です。

安全運転管理者がやるべきことは

法対応可能な機器、サービスの検討・導入

アルコール検知器には携帯用の小型タイプや業務用で数値の精度が高いもの、データ保存が可能でスマホアプリと連動したものなど、様々なタイプが販売されています。社内での検査体制・運用自体が形骸化してしまわないように、単純に価格で選ぶのではなく、より高い精度が欲しい、細かい数値を記録したい、というような目的を選定項目に入れましょう。

運用フロー(社内ルール)を確定させる

「使用頻度」「管理方法」「利用場所」のいずれも総合的に判断して、運用フローを検討しましょう。勤務スタイルに合わない方法で運用をしていると、定着率や業務効率が下がってしまう可能性もあります。自社の運用フローに合った機器の準備をしましょう。

安全運転管理の重要性、意味を社内周知・理解させる

社会的責任やリスクはもちろん、社内のどのような課題を解決するためにアルコール検知器を導入するのか理解してもらうことが重要です。方法としては、社内ミーティング、メール、紙、社内掲示板など自社に適した方法で、継続的に情報更新していきましょう。

飲酒運転対策は、「命」「生活」「職場・家族」を守ります。管理者も従業員に寄り添い共に取り組むことが重要です。アルコール検知器の導入やドライバーの管理体制構築には時間とコストがかかり、業務負担も増えることから、なかなか導入に踏み切れない企業様もいらっしゃるかと思います。オートバックスセブンのクラウド管理型アルコールチェッカー「ALCクラウド」なら、スムーズに導入できるよう全力でサポートいたします。まずは、お問い合わせフォームからぜひお気軽にお問合せ下さい。

オートバックスセブンのクラウド管理型アルコールチェッカー「ALCクラウド」はこちら

関連記事はこちら

社用車で事故が起きてしまったら誰の責任?対応と対策について

 最近、ようやく涼しさが感じられるようになり、季節の移り変わりを実感しています。日の入りも早くなり、帰宅時間には外が暗くなっているのを見て、秋の訪れを一層感じら…

安全運転管理

社用車管理の重要性~2024年5月伊勢崎市で発生した飲酒運転事故から考える~

 2024年5月群馬県伊勢崎市で起きた大型トラックによる死亡事故。3か月経った8月に原因が飲酒運転だったとして運輸業界に大きな衝撃を与えました。同月28日には県…

安全運転管理

路面温度急上昇!タイヤのバーストにご注意を

 今年も暑い夏がやってきました。観測史上最も熱くなった昨年に匹敵する暑さとなる見通しで、人間にとっても車にとってもシビアなコンディションとなることは間違いないで…

安全運転管理

【義務】安全運転管理者を選出したら届出を提出!オンライン申請方法をご紹介

安全運転管理者、選出していますか?選任をしたら必ず届出を提出しなければなりません。 以前は運転免許証、戸籍抄本など必要な書類を揃えて自動車の使用の本拠地を管轄す…

安全運転管理

介護報酬改定_通所系サービスの送迎に関わる取扱いの明確化について

先日、お取引先様から介護報酬の改正がある事をお伺いしました。当社としては、介護業界については全く知見もないので、業界についてお話出来る立場ではないのですが、一部…

安全運転管理

ライドシェア_有償運送の規制緩和における安全運転の課題

人手不足による影響で、一部地域や特定の業種で交通課題が話題になっています。最近ではライドシェアの部分的な解禁など、大きなニュースとなりました。また、送迎について…

安全運転管理

人事異動で必要な車両管理について

多くの会社で毎年行われている人事異動、複数拠点で営業をしている企業様は、車両の移動管理も一緒にされていると思います。今回は、人事異動に伴い、車両の移動が発生した…

安全運転管理

全国で大雪予報!冬季の車両運行を安全にするための備えとは

12月は、急な積雪や、路面と凍結と気象要因の他、日の入りが早く、日の出が遅いためどうしても薄暗い中での運転も多くなり、1年の中で最も事故が増える月です。今回のコ…

安全運転管理

altを入れます

点呼義務化スタート、今から「なる早」でシステム導入を考えるには

本日は、点呼義務化に伴い、今までの運用からの効率化を迫られている。大きな声では言えないが、実はまだ運用を開始できていない・・・そんなお客様向けの記事になります。…

安全運転管理

点呼業務とは、何を管理するべきものなのか?

いよいよ来月、2023年12月1日~道路交通法が改正され、アルコール検知器を用いた酒気帯び確認が義務化されます。すでに多くの皆様が検知器のご購入、サービスの導入…

安全運転管理

12月で大きく変わる!車両管理とは?改めて車両の業務利用について考えてみる

皆様の会社では、業務上車両を利用する機会はありますか?当社はよく業務で車両を利用します。もともとオートバックスというブランドを運営している事から、車両利用の管理…

安全運転管理

2023年12月1日から!「白ナンバー事業者」にも義務化となる酒気帯びの点呼確認方法とは?

安全運転管理者は、車両を一定台数以上所有する事業所への配置が義務付けられています。2022年4月1日からは下記の項目が業務内容に加わりました。 ・目視等での酒気…

安全運転管理

【ついに義務化へ!】白ナンバー事業者のアルコールチェッカー(検知器)義務化で行うべきこと

2021年11月に発表された改正道路交通法では、一定台数以上の営業車を所有する「白ナンバー事業者」において、アルコールチェッカーを用いた酒気帯び検査が2022年…

安全運転管理

『私が担当に!…大丈夫です、ご安心ください』安全運転管理者の役割とは?抑えておきたい基礎知識

業務で社用車を使う事業所の皆さま、安全運転管理者の設置はお済みでしょうか? 道路交通法により、車両を一定台数以上保有する事業所は、安全運転管理者を選任しなければ…

安全運転管理

【DX活用で生産性向上】今、注目!介護・福祉業界の業務負担削減のポイント

2022年4月から改正道路交通法の施行により、運転前後のドライバーに対する酒気帯び確認が義務付けられました。 近い将来、運送業だけでなく、デイサービスをはじめ福…

安全運転管理

運転日報の目的・内容とクラウド化による効率的な管理・運用のヒント

新任安全運転管理者必見!運転日報の目的・内容とクラウド化による効率的な管理・運用のヒント

運転日報は、車を保有する事業所に配置される「安全運転管理者」が用意し、運転者に記録させなければなりません。運転日報は紙のものが一般的でしたが、近年のデジタル化の…

安全運転管理

【事業者向け】なりすましなどアルコール検査回避の悪質手段の防止方法

【白ナンバー】【安全運転管理者】なりすましなどアルコール検査回避の悪質手段の防止方法

飲酒運転が原因で引き起こされる重大事故は、企業が最も注力して防ぐべきことのひとつです。一定台数以上の社用車を所有する事業所では、アルコールチェッカーを用いたアル…

安全運転管理

10月より厳罰化!今さら聞けない、安全運転管理者制度って何?業務内容や罰則は?

令和3年6月、千葉県八街市で発生した下校中の児童5名が死傷する凄惨な交通事故は、トラックの運転者が飲酒していたことや運転者が勤務する事業所が安全運転管理者を選任…

安全運転管理

コロナで変わった「働き方」「お酒との付き合い方」、企業の管理部門を大きく悩ませることになったコロナの影響

新型コロナウイルス感染症の拡大により、私たちの生活は大きな影響を受けています。日常生活だけでなく、オフィスへの出勤、対面でのコミュニケーション、大人数での会議や…

安全運転管理

【白ナンバー】運送業でなくても、アルコールチェック義務化、日本を支える建設業の安全運転管理者が知っておくべきこととは?

現在、様々な業種の企業様より、アルコールチェックに関するご相談を頂いております。その中で、最近、建設業を営んでいる企業様からのお問合せが増えてきました。アルコー…

安全運転管理

【白ナンバー】まだ間に合う。アルコール検知器義務化延期で更なる緊張感を!法律施行延期で安全運転管理者が今するべきことは?

総務・管理者の皆様、アルコールチェッカー(検知器)購入、準備はお済みでしょうか? 警察庁は14日、2022年10月1日から予定していた「白ナンバー」事業者に対す…

安全運転管理

出張時のレンタカー使用時や直行直帰時のアルコールチェックはどう行う?

【社用車管理】出張時のレンタカー使用時や直行直帰時のアルコールチェックはどう行う?

アルコールチェッカーを用いたアルコール検査は、原則として安全運転管理者の立ち会いのもと対面で行われるのが理想的です。では、出張などでレンタカーを使用する場合や、…

安全運転管理

白ナンバー事業所のアルコールチェック義務化について解説

【社用車管理】白ナンバー事業所のアルコールチェック義務化について解説

アルコールチェックは、緑ナンバーのトラックやタクシーを所有する、運送業や運搬業ではすでに義務化されています。2022年4月の改正道路交通法施行規則の施行により、…

安全運転管理

アルコールチェッカー(検知器)導入時に考えておくべき運用ルール

アルコールチェッカー(検知器)導入時に考えておくべき運用ルール【社用車管理】

飲酒運転による重大事故を防ぐため、これまで緑ナンバーに義務付けられていたアルコールチェッカー(検知器)を用いた酒気帯び検査。道路交通法の改正によって、2022年…

安全運転管理

商用車

【社用車管理】安全運転管理者の義務と罰則とは? アルコール検査義務化でどう変わる?

2021年6月に起きた事故をきっかけに、一定台数の白ナンバー車の使用者にも、安全運転管理者によるアルコール検査が義務化されることになりました。条件に当てはまる事…

安全運転管理

ページトップに戻る