CALBEE.CO.,LTD
営業企画本部 営業企画部 部長 兼 営業企画課 課長
清水 一雅
西日本営業本部 近畿支店 お客様相談室 室長
野稲 宏史
事業内容 |
カルビーグループは、主として、ポテト系、小麦系、コーン系・豆系のスナック菓子及び シリアル食品の製造・販売等を行っております。 【掲載写真について】撮影時のみ、マスクを外しています |
---|
創立は1949年、当初はキャラメル・胚芽のお団子などからスタートしました。後に「カルビー」と社名変更になりますが、その由来はカルシウムとビタミンB1から来ています。当時の日本人に不足していた栄養素を提供したいという想いから名づけられました。「私たちは、自然の恵みを大切に活かし、おいしさと楽しさを創造して、人々の健やかなくらしに貢献します。」と企業理念に掲げ実践してきました。カルビーグループは、ライフラインをつなぐ食品企業として、サステナビリティを経営の根幹に据え、食を通じて社会課題を解決することで、新たな食の未来を創造します。
御社の安全対策への取り組みは
どのようにされていますか。
販売部門には安全衛生委員会があり、交通事故防止に関する取り組みを行っています。営業に配属された従業員は、まず安全運転教習を受けてもらいます。運転適性診断、運転記録証明取得による違反・事故状況把握、車両管理規定の読み合わせは全員が対象です。また事故を起こしてしまった従業員への施策として、なぜ事故が起きてしまったかの検証・振り返りと同じ事故を起こさないための共有などを実施しています。
法改正が発表されてから、
どのような準備をされたの
でしょうか。
交通事故防止の取り組みは以前からしていましたがアルコールチェックは行っていませんでした。法令が定められると聞いた時に、弊社の様な直行・直帰スタイルで出来るのか?という不安がありましたね。350名ほどが車を日々運転していますし、半年後には法改正という時間に猶予もありませんでしたから、すぐに商品探しに取り掛かりました。
ALCクラウド導入の決め手は
なんでしょうか。
まず掲げた条件は「クラウド管理」でしたね。そうこう探していて2社、候補が上がりました。その1つが「ALCクラウド」です。クラウド管理はもちろんですが、コンパクトだしBluetoothでつなげるのもメリットでした。なりすましも出来ないような工夫もあり、機能的にも良いと思いましたが、導入前の分かりやすい説明やレスポンスの良さも決め手のひとつでした。
現在、ALCクラウドを約350台
導入いただいておりますが、
どのように使用されているの
でしょうか。
一部、間接部門も使用しておりますが殆どが営業部門での使用となります。直行直帰型の営業スタイルですので、各営業に端末を持たせて計測してもらっています。営業マンは自宅近くに駐車場を借りており、当初、車に入れておいて測るという想定をしていたんですが、実際には自宅で測っている人が多いようです。本体を無くすリスクが少ないですし、自宅で計測した方が例えば誤検知が出てしまった場合などトラブル対応しやすいというメリットがあります。
ALCクラウドの導入にあたり、
どのような準備をされましたか?
苦労した点はありますか?
7月~8月にかけてアプリをスマホにインストールする準備期間を設けました。スマホのバージョンが古いためアプリが入らないというケースもありましたので。
振り返ると今回のALCクラウド導入の過程で一番大変だったのがスマホのバージョンを上げてアプリをインストールしてもらうというところでした。その後、実機を配る時も自宅への郵送を希望する社員もいるので個別に対応しました。8月下旬から使用説明会を計4回開いて9月中旬から9月下旬まではテスト期間として実際に使いながら慣れてもらうようにして10月からの運用に備えました。
実際に運用を始めてから、
定着に至るまでどのくらい
かかりましたか。
使い勝手などはいかがですか
9月のテスト期間から比較的浸透は早かったと思います。それが10月に入ってさらに慣れてきたという感じではないでしょうか。計測作業自体に負荷が無いのでスムーズに導入出来ていると思います。また管理者としましては、一括でデータが見られるのはとてもメリットを感じています。遠隔地での計測後、データが集約されるという距離を感じさせないシステムが必要だったのでその点は非常に満足しています。承認作業も簡単なので使い勝手はとても良いと思います。
運転者からのご意見・ご要望を
お聞かせください。
社内アンケートを実施しまして、利用者から上がってきたのは、「もっと簡単に出来ないか」「もっと手早く出来ないか」という声でした。具体的には「起動してから測定までにかかる時間がもっと早くなると有難い」という意見、また「接続待機からOFFになるまでの時間が短いので慌ててしまう」「本体とスマホ両方を操作するのをどちらかだけに出来ないか」という意見が寄せられていました。
最後に一言お願いします。
管理者としては、耐用年数含めてさらなる機能性の向上をお願いしたいと思います。飲んでいないのに反応が出てしまう誤検知があり、本人が(誤検知に)気づかずに送信してしまうケースもあります。検知した際はもう少し分かりやすい表示で知らせてもらえるといいですね。やはりユーザーにとって負担がかからない事が大切だと思います。さらに運転日報が繋がってくれるといいですね。そうすることで従業員の業務もさらに効率的になりますから。